冬の日の窓辺で頬杖をつく女性

彼女が過呼吸持ちだったけど治ったよ。~過呼吸の治し方と対処法~

僕の彼女が過呼吸持ちでした。彼女は普段はおとなしくてかわいらしい子なんだけどちょっと心に闇を抱えていらっしゃいますいわゆる鬱で、それでパニック障害を併発させたときによく過呼吸になっていました。

この記事は「彼女彼氏妻夫・パートナーが過呼吸持ちで、それを治してあげたい人」に向けて書きますが、過呼吸になる本人が見てもヒントくらいにはなると思うので是非ご一読ください。

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過呼吸とは

過呼吸は正式には「過換気症候群」ってゆうらしいです。息を吸いすぎてしんどくなるやつなんですが、まずこれは「治るもの」ですので安心してください。僕の彼女も現在では過呼吸がウソだったかのように全く発症しません。

以下どうやって治すのかについて話していきますが、治すためにはまず簡単にその仕組みを理解しておいたほうがいいと思います。

どんなときに過呼吸になるのか

原因はケースバイケースだと思うんですけど、僕の彼女の場合はどうやら「あ、やばい過呼吸になる!」と思うこと自体が原因のようでした。「あ、苦しくなっちゃいそう!」という焦燥感のような気持ちが心拍数を上げ、「ドキッ・ヒヤッ」として脈が速くなる感覚が過呼吸を誘発するっぽい。

この焦燥感を煽るものは様々です。パートナーである彼氏(夫)・彼女(妻)の言動や態度。悩みごとに対する不安。電車など人が多い場所で少し息苦しくなるような感覚。仕事や日常のストレスから些細なことまで。

他には運動をして息が上がったとき、例えばマラソンをした直後なんかになったりする人もいるみたいですが、身体が「酸素足りてないよ!いっぱい息して!」とたくさん息をさせるせいで酸素を吸いすぎてなんかダメになるみたい。

はじめて過呼吸になった人を見るとめっちゃビビりますよね。でも過呼吸で死ぬことはないみたいなんで大丈夫ですよ。ただ死ぬほど苦しくてその後は猛烈に手足がしびれてスーパー辛いんですって。正座してて足がしびれるやつの全身バージョンですね、つらたん(´・ω・`)

ペーパーバッグは危険だからやっちゃダメにゃ。

過呼吸は酸素を取り込みすぎてしまう症状。なので過呼吸になってしまった人の口に紙袋を当てて、吐き出した二酸化炭素を多く吸わせることで酸素の供給量を調節し、無理やり落ち着かせる方法がペーパーバッグ法と呼ばれるものです。この対処法が昔ドラマか何かで取り上げられたことによって世間では「過呼吸=袋被せる」という認識になっています。僕も袋被せると思ってました。でもこれは危険なので止めましょう。

紙袋とかビニール袋で酸素を吸わせないようにすると必要な酸素も遮断してしまい、それが原因で窒息死させてしまうなんて死亡事故もたまにあるみたい。最悪ほっといても死ぬことのない人を、助けようと思って逆に本当に殺してしまう可能性があるということを覚えておきましょう。

袋の隙間を調節して酸素を絶妙に供給しながらペーパーバッグ法で対処するスキルを磨いてもいいんでしょうが、それより僕はもっと根本的に治すことに目を向けた方がいいと思います。

病院に行っても治らない

もちろん僕の彼女も何度も病院に行って薬を処方してもらっていました。ですが病院でもネットで治し方を探しても、基本的に過呼吸は「治す」のではなく「抑える」という対処について語られていることが多いように感じます。彼女が診てもらっていた先生もそうでした。

「過呼吸になったらこの薬を飲んでね」と、抗鬱系の薬を処方されていたので彼女も最初はそれを飲んでいました。ところが彼女の場合、過呼吸になる原因は「やばい、過呼吸になっちゃう!」という気持ちです。

こうして先生に言われるように、「過呼吸になりそうなときはなるべく落ち着いて過呼吸にならないように」と気をつければ気をつけるほど、なってしまいそうなときに「やばい過呼吸になっちゃう!もうダメだ!」感が出てそれがさらに焦る気持ちを追い立てるのです。

過呼吸の対処法と治し方

そこで僕が行きついたのはyahoo知恵袋のあるページ。過呼吸に悩んでいる女性の投稿でベストアンサーとなっている回答者さんの答えが、他のどんな専門サイトよりも参考になりました。

以下、ベストアンサーになっている回答者さんのお言葉。

それは一度過呼吸が起きた事で「予期不安」としての発作だと思います。
ですから、その対処法を身につけられれば即座に治ります。

対処法
自宅で気持ちが安定している時に、あえて発作が起きた時の事を思い出して下さい。それで発作が起きたらしめたものですから、少し発作が起きたら深呼吸を繰り返します。すると必ず発作は収まりますのでそれを信じて繰り返して下さい。
*深呼吸の仕方は、2~3秒で吸ってそれよりもゆっくりと(できたら6~10秒かけて)吐きます。

発作が収まったらもう一度同じように思い起こし発作を起こさせて治します。
これを数回繰り返していると、思い起こそうとしても発作が起きなくなるでしょう。

その理屈は、発作が起きるとそれを自分では治せないという不安が有から起きるので、その発作を自分で治せるという自信が付けば不安にはならないので発作自体が起きなくなります。
医師などは出来るだけ発作が起きないように気を付ける様に言うでしょうが、起きないように気を付ければ気を付ける程不安がつのり起きてしまうのです。

発作を起こすときに家族などがいると心配が少なくなるのでやりやすいカモ知れません。

過呼吸症候群は一生治らないものなのでしょうか?完治する方法ってありますか?

ということだそうです。”予期不安”、僕の彼女の場合もまさにこれなんだろうなと思いました。対処法が詳しく解説されているんですが、「これなら治るかも。」と思ったのでその通りに実践してみると”即座”に治りました。本当に(゜-゜)。

それ以来彼女は、少し息が上がり過呼吸になりそうな瞬間があっても自然と収まるようになり、最近では全く過呼吸になる気配すらありません。前はちょっとケンカして脈が速くなるだけで過呼吸になっていたのにです。

ただ!この方法を実践するに当たって、危うく失敗するところだった重要そうなポイントや僕なりに気をつけたことがあったのでいくつか補足させてください。

ベストアンサーの補足~呼吸法はシンプルに!~

このベストアンサーは本当に素晴らしく、文章も簡潔です。この通りに実践すれば過呼吸は本当に治ります。ただ、書いてあることをみんなが100%理解して実践できることでもないかなと思います。僕も少し勘違いしていました。

一番大事な呼吸法の部分ですが、以下のように書いてあります。

*深呼吸の仕方は、2~3秒で吸ってそれよりもゆっくりと(できたら6~10秒かけて)吐きます。

この数字に意識が行き過ぎるのは危険です。僕はここで危うく失敗するところでした。

失敗しそうになった重要なポイント

この方法を試すにあたって、僕はまず過呼吸になりかけている彼女に対して「声聞こえる?大丈夫だからね、治まるからね」と声をかけつつ「はい、2秒で吸って、はい、6秒で吐いて、いーち、にーい、さーん…」というように実践していました。

すると初回は上手く行かず彼女が完全に過呼吸になってしまい、「苦しい!紙袋ちょーだい!」と叫びます。僕はこのときすでにペーパーバッグ法は危険だということを知っていたので、紙袋を当てているフリをしつつ隙間を大きめに開けておきました。

ちなみに彼女にも「ペーパーバッグ法は危険なんだよ」と伝えていて彼女も「そうなんだ…。」と理解を示していたのですが、紙袋を当てる、薬を飲む、という行動自体が気持ちを落ち着かせる要素になっていたのでしょう。苦しくなったら「これをしているから大丈夫だ」という安心感が欲しくなるんだと思います。

そして落ち着いてから彼女が眠っている横で僕は考え、自分でこの呼吸法をやってみてふと気づいたんです。

2秒で吸って、、10秒で吐くー、いーち、にーい、さーん、しーい、ごーお、ろーく…

すると、これを数回続けているうちにだんだん息苦しくなってきました。呼吸が不自然になって頭がクラクラします。これは僕の肺活量が少ないとかそういう話ではないんです、まあ少ないせいかもしれないですけどそれは今はいいです。

そこで気づいたのが「リラックスするために深呼吸をしているのに、秒数を意識することでリラックスできていない」ということ。つまりこの「秒数を指定すること」がもっと息を苦しくさせていました。秒数の指定が強く頭にあるせいで「まだ息を吐ける」「もう吸いたい」の境界を曖昧にしてしまい、「まだ吐けそうなのにもう吸わなきゃ」「もう吸いたいのにまだ吐かなきゃ」という状況を生むことでより息苦しくなっていくのです。

これを過呼吸になっている最中の彼女にさせようとしていたわけですよ。そんなのパニックに陥っているのに冷静に息を10秒も吐けるわけありません。

秒数はあまり意識し過ぎないように注意

なので僕はあえて秒数をカウントせず「深呼吸」とだけ伝えるようにしました。秒数を意識させることをやめたんです。というかそもそも秒数を意識させろとは誰も言ってないので僕がちゃんと理解できていなかっただけなんですけど。

ある日再び家の中で過呼吸になった彼女に対して僕は、以下のように声をかけました。できるだけゆっくりと、落ち着いた声のトーンでこちらが焦っていると思わせないことが大事。

「苦しいね、大丈夫だよ、すぐに落ち着くからね。今声は聞こえてる?」

「うん。じゃあ深呼吸してみよう。深呼吸すると落ち着くんだよ、ほら、緊張したときは深呼吸しろって言うでしょ?深呼吸すると落ち着くの。だからはい、吸ってー、、吐いてー、、、、、ふぅー…。そうそう上手。」

じゃあ次はもうちょっと長く吐いてみようー、一緒に、はい、ふぅー………。そうそう上手上手。息はいっぱい吸っていいからねー、はい吐くときは長く吐くーふぅー………。」

するとこのとき、初めて彼女の過呼吸が途中で治まったんです。

ポイントは、苦しいときは息を吸いたいものだと思うので吸うときは秒数を意識せずに「はい、大きく吸ってー。」と、吸いたいだけ吸わせてあげるのがいいと思います。

その代わり吐く時間を長くしないとどんどん吸ってしまうので、「もう吸えないのに吸い続ける状態」になってしまい逆に苦しくなっていきます。吐くときにはしっかりと「はい、長く吐くー、ふぅー………。」と、秒数を数える代わりに自分も息を吐いてみたりして、息を長く吐ける雰囲気を作ることが大切だと思います。

不安要素を徹底的に取り除く

まず過呼吸は精神的なことが原因になっている場合も多く、「不安」によって引き起こされます。それなのに本人が納得しきれていない状態でこれを実践しようとすると「え、本当にそんなことして大丈夫なのかな?医者でもないのに…」と新しい不安を与えてしまう可能性があります。本末転倒。

なので一度落ち着いてゆっくりと話し合い、不安に思っていることを全て聞き出して、「この方法だったら上手くいくと思うんだ」と説得し、完全に納得してもらったうえで焦らずに実践していきましょう。「今度できそうなときがあればしてみようね」くらいの軽いスタンスで。

「上手くいってる感」を出すことが大切。

この対処法はものすごく効果的ですが、同時に中々の荒療治でもあります。家で落ち着いている時間、過呼吸にならなくてもいい状態でわざわざ自分からなろうとするのですから。

なのでもし何度か失敗してしまうと「この対処法を実践すると過呼吸になってしまう」という悪い印象を残してしまいかねません。無意識的にでもこの行為自体が不安を煽ってしまう引き金になってしまうと過呼吸を治すのが一気に難しくなってしまいます。

前にも述べましたが僕の場合、彼女に何秒吸って何秒吐くということを強制することによって「この呼吸法は苦しい」というイメージを植え付てしまうところでした。それに気づかず続けていればこの対処は逆効果にさえなっていたでしょう。

ということでこの対処法を実践する場合、もし途中で上手く治まったときは「ほら、深呼吸すると落ち着いたでしょ?だからこれからも苦しくなったときは深呼吸すると落ち着くんだよ」というように効果をしっかりと2人で確認しましょう。この「前回途中で落ち着くことができた」という経験は、次にまた過呼吸になりパニックになってしまったとき当人にとってものすごく大きな希望になります。なので「苦しいときは深呼吸すれば落ち着くんだ」という感覚、「今していることを続ければ治るかもしれない」という予感、行為の正しさみたいなものを本人にしっかりと実感してもらいましょう。

でも「ほら、深呼吸すると落ち着いたでしょ?(ドヤァ)」はいけません。おれのおかげだぜ感が出てしまうと本人のやる気を削いでしまうかもしれないので注意しましょう。

あとがき

綺麗な目をした茶トラ猫

過呼吸を治すには僕たちパートナーの協力はなかなか大きく、また必要なものだと思います。自分だけで治すにはメンタルの強さが必要になってくるでしょうし、そもそもメンタルが強い人は過呼吸になりにくいはず。

ちなみに僕の場合はサポートが上手くいったと思います(ドヤァ)。でも彼女にはできるだけドヤァ感を出さないように気をつけていたつもりなんですが、なんだか最近過呼吸にならないことについては「別にアンタのおかげなんかじゃないんだからね。」的な空気を感じます。「べ、別にあ、あんたのおかげなんかじゃないんだからねっ!/////」ならいいんですが、そんな感じじゃなく普通に僕のおかげじゃないみたいな空気。

そうさせているのも僕が無意識にドヤ顔をしているせいかもしれませんが、僕も一生懸命調べたり考えたりしたのでそれくらいの顔はさせてもらってもいいと思うんですけど以後気をつけます。

 

さいごに、支える側の協力者であるあなたへ。

パートナーが過呼吸になるのが多少なり面倒くさいと感じている人もいるかもしれません。何回も何回もケアをしてあげなければいけないのが疲れる、大変。メンヘラだから、心配させて気を引きたいから、それで過呼吸になっているんじゃないか。正直そう感じることもありますよね。

ただ、過呼吸は実際になったら「本当に死ぬほど苦しい」みたいです。過呼吸で息を吸いすぎるのは「息をしたいのにできない状態」と同じ。水の中で息ができなくて苦しくなっている、溺れているような状態だそう。なので気を引きたいために過呼吸になる人はおそらくいません。なりたくないのになっちゃうんです。たぶん。水の中で息ができない感覚なんて本当に死んじゃうと恐怖を感じますよね。助けてあげてください。

なお僕は精神科医でもなんでもないただのパートナーが心に闇をかかえている過呼吸持ちでそれを治すために調べてやってみたことを書いているだけの一般ぴーぽーですのでなんだか大変そうな責任とかは負えませんが過呼吸を治してあげたいただそれだけを考えてこの記事にたどり着いたブラザーを心の中で応援することならできます頑張ってください最後までお読みいただきどうもありがとうございました。

   
コメント (4)
  1. 過呼吸になる人の気持ちをわかってくださっていてとてもありがたい記事だなと思いました。
    私も過呼吸持ちなのですごく理解できました。
    以前お付き合いしていた彼の前で何度も過呼吸になりましたが、見守るだけで何もしてはくれませんでした。
    むしろ記事にもあるようにめんどくさそうなタイプでした。
    何かして欲しくて過呼吸になるわけではないですし、もちろん過呼吸になりたくてなっているわけでもないです。
    自分で冷静に抑えることは過呼吸中にはムリです。
    なのでただ優しく声をかけてもらったり、手を握ったり、軽く抱きしめてもらえてるだけで本当に安心して早く治まると思います。
    私は過呼吸になり、その時に不安が募る事が多いです。
    普段は不安感があるとかストレスを感じているとかがないのでいつなるかわからず自分でも厄介です。
    今ではパートナーもおらず家で1人なのでその時に過呼吸になるとより不安が増し、抑えることが不可能なので母親や友人にいつも電話してしてしまいます。
    これがまた申し訳ないんですよね。
    なのであなた様のように理解し、支えてくださるパートナーが近くにいるだけで彼女様はとても幸せ者です。
    ドヤ顔で良いと思いますよ。笑
    そうやって理解してくれる人がもっと増えるといいですよね。
    素敵な記事をありがとうございます。

    1. すごく素敵なコメントをいただき恐縮です(>_< )! そうですよね、なりたくてなってるわけじゃないのに、相手に申し訳ないと思うとなおさら焦ってさらに不安になるという悪循環ですよね。うちの彼女もきっとそうだったんだろうと思います。 しかも過呼吸になるタイミングって、結構どこのカップルも喧嘩したときとかが多いんじゃないかな?(>_< )笑 うちの場合はそれが多かったので、喧嘩した直後に純粋に心配してあげられないときがあり、それを繰り返すとだんだんめんどくさくなってしまうことがあるんだと思います。 あと電車で人が多かったり少し息苦しくなったときに、頭のすみで「少し息苦しい、過呼吸になりそう」と思ってしまって、その不安が原因でなってしまったりもするんですよね。 ちなみに今は彼女も全く過呼吸にならず完全に治ったのでよかったですが、記事にあるとおりそれは全く僕のおかげではないと思っているらしく☆様にそう言っていだけてうれしいです(>_<)笑 記事を読んでいただけて僕も書いた甲斐があったと思えます、こちらこそありがとうございました^^

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