山積みの金塊

【2.6台湾南部地震の寄付金額】台湾の地震?みんな募金しすぎ。

こんにちは、sakura(@sakura_box1)です。今回は台湾の地震に対する日本の反応について。

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2.6台湾南部地震についての見当違いな意見

2016年2月6日に台湾南部で地震があり、マンションが倒壊したことで死傷者が出たという大変痛ましいニュースが流れている。そんな中、ツイッターやフェイスブックで拡散されている“見当違い”な記事、むしろ“状況を悪化させる”ような記事を見かけたので、それについて言及したい。

僕は以下の記事を読み、すごく違和感を感じた。

さて、あなたは3.11のときに台湾がいくら日本に寄付してくれたか、知っていますか。

(中略)

さて、台湾の人口は現在・・・2346万人です。世帯数は838万世帯
141億円/838万世帯=
1682円!!!!
しかし、ここでは日本と台湾の世帯収入を考えなくてはいけません。日本の世帯収入平均は529万円。台湾の世帯収入はJETROによると、2011年台北市と新北市(台北の衛星都市)の世帯年収は、それぞれ153.8万台湾元、111.6万台湾元。つまりもっとも豊かな首都圏での世帯収入は390〜539万円と、日本全国の平均から100万円くらい下ですが、ほかではぐっと下がります。わたくし台東、台南の田舎に行きましたけど、台湾全体では日本の世帯収入の半分くらいと言う感じでいいと思います。生活費は安いのですが、それでも同額に対しての価値は日本の倍くらいでしょう。
で、上のYahoo!の寄付総額を見ますと、だいたいひとり1000円切ってることになりますよね。世帯で複数寄付するケースって少ないよね。
こんなこと書くと炎上するかもしれん。が、あえて書く。日本人、ちょっとケチくさくないか。お金がない若者とかはTポイントでもいいが、ガシガシお金を稼いでいるアフィリエーターとか、事業主はがっちり寄付しようではないか。
親友がいたとする。自分がお金が無くて腹が減って死にそうなときに、彼はファミレスに連れて行ってくれて、財布をはたいてお腹いっぱい食べさせてくれた。数年経って親友が貧乏になった時、あなたは親友の2倍の収入があるのにコンビニのオニギリを1個買ってあげた・・・・・・・って。
やらぬ偽善より、やる偽善!!!!
台湾の寄付で被災地に病院が建った。いいねを100回押しまくるより、飲みに行くのを1回やめて、我々の親友にお返しをしようではないか。

3.11で台湾が1世帯あたりいくら日本に寄付してくれたか、あなたは知ってますか。

言いたいことは分かる。恩返しに寄付するという意識も素晴らしい。だけど、寄付額を計算する前におかしいことが一つある。それは、今回の台湾南部地震を3.11東日本大震災と同じかのように語っているということ。はっきり言って、規模が全然違う。

今回の台湾地震による大きな被害というのは、報道されている例のマンションが倒壊し、中にいた人たちが被害に遭ったというものだ。でもこれは“このマンション一つ”が手抜き工事だったことによる倒壊であり、あくまでその被害のほとんどが“人災”と言える。そのマンション以外の場所では特に大きな被害はなく、日本でもたまにあるような大き目の地震があったというだけの話だ。それを前述の記事のように個人やメディア、影響力のある人が、まるでドラマのように「台湾で地震!今こそ恩返しを!」と大きく誇張して取り上げている。

現地の人間の意見

前述のような誇張された部分に僕は違和感を感じていたんだけど、ちょうど僕が言いたかったことを書いてくれている記事を見つけた。以下、台湾に住んでいる日本人の方が今回の件について言及されたものだ。

今回台湾の南部で地震があって日本から募金が集まっているみたいなんですが、極論を言っちゃえば、別に募金しなくてもいいんじゃないの?
と、いま台南市に住んでいるぼくは思うんです。
(中略)
今回の台南の地震の被災状況って、東日本大震災と比べ物にならないくらいの微弱な影響なんですよ。
(中略)
なのに、日本では「3・11の東日本大震災と比べて募金が少ない!」だの、「台湾の一世帯あたりで募金いくらしてくれた」だの言い出す人もいて、住んでいるぼくとしてはギャップばかり感じています。
たしかに募金するのはありがたいんですが、極論募金なんかしなくてもいい。でももっと大切なことを台南に住んでいる日本人のぼくは伝えたいんです。

日本人のみなさんへ。台南地震へ募金なんかするより、台南人がもっと喜ぶ応援方法を台南在住のぼくは伝えたい

実際に地震による被害があり死者が出たことは確かで、亡くなられた方、被害に遭われた方やそのご家族の方たちにとっては惨劇以外のなにものでもないと思う。そこには深い悲しみがあるのも事実。それについては僕は上手く言葉にできない…。

だけど3.11のときに受けた寄付と同額の寄付をしようという動きにはどうも賛同できない。恩返しを声高に叫ばれている方の例え話を借りるならば、これはまるで“自分が餓死寸前のときにおごってくれた友人が、今「お腹減ったなー」と言った。そこですかさず「あれも食えこれも食え」と無理やり押し付けている”というように見える。向こうからすれば「そこまでお腹減ってない」という状況だ。

繰り返しになるが規模が全然違うのだ。3.11で被害に遭った人々や日本という国が受けたダメージは計り知れなかったが、今回台湾という国が受けた被害はそこまで大きなものではない。あくまで「あのマンションに関わっていた人たちが被害を受けた」という話なのだ。

もちろんマンションに関わっていた人たちが受けた被害は小さいものではなく、そこに素早く救助隊を派遣した日本の迅速さは素晴らしいと思う。だけど僕たち一般人が「恩返し!恩返し!」と騒ぎ立てるのは少し違う。

日本のメディアの誇張体質

これは日本のメディアの体質なのかもしれないが、より注目を集めるために一々事を大きくしたがる傾向にある。

有名な話だが、あるドキュメンタリー番組で”過酷な環境にいながらも前向きに生きている一人の少年”に、ひたすら悲しい話をして辛い過去を思い出させ、それを泣くまで続けたという。そして番組的には狙い通り”感動のお涙頂戴シーン”の完成だ。今回の個人やメディアによる台湾地震の報道はこの話に通ずるものがある。

そしてさらに悪いことに、こうして誇張して被害を大きく報道することによって別の問題が浮かび上がってくる。それは「台湾って大きな地震があって危ないんだよ」という”風評被害”だ。

今回の地震の騒ぎを大きくすればするほど、台南に観光客は来なくなる

現にゲストハウスではお客さんのキャンセルが相次いでるし、他の台南のホテルもそうなんでしょう。
ぼくの住んでいる場所から徒歩5分の距離にある台南観光名所の赤崁楼 (せきかんろう)はなんともないのに、来る観光客が減ります。
台南市は台湾の京都と呼ばれている場所なのに、観光客来ないんじゃ、全然観光産業が成り立ちません。たしかに民家は断水してて不便だけど、全然危険じゃないのに……。
みんな表立って文句は言わないけど、これもまたリアルな本音です。
募金もいいけど、今回は全然被害なんてないわけです。7つの崩壊した建物と、ビルに取り残された人命は本当に大事だけど、一方で見えない風評被害もある。

日本人のみなさんへ。台南地震へ募金なんかするより、台南人がもっと喜ぶ応援方法を台南在住のぼくは伝えたい

いわば今回、地震による被害を大きく見せたことで寄付額は増えたかもしれない。だけどそれは”台湾の観光客を減らす”という、中長期的に見ればマイナスにもなり得ることに繋がるかもしれない。それに対して寄付をした側は、「あのときの恩返しをしたよ」という“自己満足”に浸っているだけではないだろうか?

もちろん寄付をするなと言っているわけではない。ただ、ニュースが伝えることを鵜呑みにして「3.11でもらった寄付額と同額寄付しなきゃ…!(使命感)」というのは少しズレている、ということを僕は言いたかった。

それを理解したうえで寄付をする人は素晴らしい人だと思う。だけどそんな人も注意。これに乗っかって詐欺サイトも乱立しているという噂があるから寄付するなら台湾南部地震緊急支援募金(Yahoo!基金)のようなしっかりしたところを通して寄付しよう。

あとがき

寄付する金額には「相手をどう思っているか」がよく表れる。3.11のとき、親日派が多い台湾からの義援金は1位のアメリカと大差ない金額だった。台湾の人口を考えればその金額の多さがいかに高額か分かる。それに対して反日教育をされている中国や韓国からの寄付はかなり少ないものとなった。

だけど。寄付というのは“純粋に相手を想う優しい気持ち”だ。中国や韓国は実際数億円にも上る寄付をしている。金額の多かった他国に比べるとやはり少ないが、中国や韓国の中にも”日本で被害に遭った人々を想う優しい人”がいて、その人たちが寄付をしてくれたんだということを忘れてはいけないと思う。寄付額という”数字”だけを見て「中国、韓国は少なかった」と文句を言っている記事なども見かけるが、それは絶対におかしい。それだと中国や韓国から寄付してくれた人たちがあまりにも報われない。

僕は海外に住んでいた経験もあり、台湾人の友達、韓国人の友達、中国人の友達がいる。彼らは全員いいやつで、日本人を特に嫌っているというわけじゃない。彼らの母国には反日教育のせいで本当に日本が嫌いな人たちがいるのも事実だけど、そういう人たちは日本や日本人をよく知らないだけだ。知らないものは怖いからどうしても遠ざけてしまうし、政府やメディアが「日本は悪い」と言っていれば嫌いにもなってくる。

だけど爆買いツアーに来た中国人たちは決まって親日派になるというし、お互いを知ってみれば案外簡単に仲良くなれるものだ。もちろん人にもよるが、そうしてもっと「個人としてお互いを知ることができる状況」を作ることができればアジアの国々はもっと歩み寄れるのかもしれない。というか反日教育してる政府が悪いんだけど、そこはそれぞれ国の未来がかかってくるから簡単に変えることはできないだろう。そしてそれはまた別の話だ。

ということで以上、今回の台湾地震に対する日本の反応に違和感があるという話でした。募金もいいけど次の旅行は台湾観光にしよう。

   
コメント ( 1 )
  1. 初めの方しか読んでないが、規模とかどうでもよくないか?
    気持ちだと思うよ♡(^ω^)

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